しかし海外での事業が安定ラインに乗ると、逆に日本からの取引きの要求は徐々に増えてきます。
そこで基本的には自分達は前に出ず、間に代理店を挟むのですが、これがどうにもうまくいきません。
多くの場合、日本側にいる当事者能力の不足によるおんぶに抱っこで、これでは代理店に事業を任せるのではなく「代理店を希望した連中に利益だけを分配している」状態になってしまうと言う事がしばしば発生しました。
仕事を委任したのに
「教えてください」
と言い出す始末。
これには本当に困りました。
これを解決するにはどうしたら良いか?と考えた結果、休眠にしているこの当社を起こそう、と言う結論に達しました。
そして日本での代理業務を全てこの会社で請け負うことで、日本国内に於いてはあくまでも「日本の国内取引き」として運営する。
こうしてようやく日本回帰の機運が生まれたのです。